このページでは2005年に発売された『スター・ウォーズ バトルフロントII』の情報をまとめています。2017年発売の『スター・ウォーズ バトルフロントII (2017)』に関してはこちらのページを御覧ください。
「スター・ウォーズ バトルフロントII」はPandemic StudiosとLucasArtsによって開発され、2005年11月1日に北米でリリースされたファーストパーソン(FPS)およびサードパーソン・シューティング(TPS)ゲームである。
本ゲームはXbox, プレイステーションポータブル, PC, とプレイステーション2に対応している。PCバリアントは2種類のディスクがある: CD-ROMは4枚のセットであり、DVD-ROMは1枚のディスクとなっている。
これは成功をおさめているスター・ウォーズ バトルフロント シリーズの第二作目であり、オリジナルのスター・ウォーズ バトルフロントの続編である。バトルフロントIIとオリジナルのバトルフロントには様々な違いがある。これはプレイ可能なジェダイキャラクター、新たに追加された2つのユニットクラス、スペースベースの近接戦とスター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐と強く関連したストーリーベースのキャンペーンを含む。本ゲームのリリースの日付は劇場版のシスの復讐のリリースと同じであった。
バトルフロントIIはオリジナルのゲームのシングルプレイヤー体験にさらにスターウォーズエピソード2のジオノーシスの戦いやエピソード5のホスの戦いに基づいたミッションを追加した。これはストーリーベースのキャンペーンであり、501番部隊が銀河共和国のクローン・トルーパーから銀河帝国のストーム・トルーパーに進化する様を描いている。
物語は16以上の新しい場所で繰り広げられ、これはスター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐の場面に出てくる火山の多いムスターファやコルサント上空のスペースバトルなどを含む。オリジナルのバトルフロントからのマップは新しいストーリーラインに合わせて編集された。ナブーの戦場はもともと平野だったが、ナブーの侵略やドロイドとグンガンの衝突に対してクローンが何もしなかったため、舞台はシードに移動された。また、オリジナルのトリロジーの戦いも含まれており、タンティブIV上の戦いやレイア姫のブロッケードランナーなどスター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望の最初に登場する場面なども出ている。
大ヒットだったバトルフロントIIは以下のアワードも受賞している:Xbox 360 プラチナコレクション、Sony Greatest Hits、Xbox Classics、Lucasarts Fan FavoriteとPlaystation Platinum.
ゲームプレイ[]
基本と変更[]
バトルフロントIとIIのゲームプレイ全体には様々な違いがある。まず、バトルフロントIIはミッションの現実味を増すために目的を追加し、コマンドの方法を変更した。第2の変化はポイントシステムであり、これによってプレイヤーの特殊能力やランク、またはどのユニットを使用できるのかが決定される。
キャンペーンモードでミッションを成功させるには、司令ポストを占拠したり、敵を殺したりするなどの基本タスクの他にも指定された目的を達成しなければならない。これらのミッションは特定の標的を破壊したり、敵からの圧力から味方を守るなどの任務が含まれている。これらの状況において敵の援軍は無限であり、目的が達成されるまで敵兵は送られてくるので注意が必要である。
兵を操作する際に、バトルフロントIとIIで一番違うのはコマンドの出し方である。上、下、左と右の方向パッドで特定のコマンドを近くのグループに出すオリジナルのバトルフロントと違い、IIでは特定の兵士の標的レティキュールを使用して上ボタンでコマンドを出すことができる。システムはその時に応じて適切なコマンドを選択する。歩兵の場合、上ボタンは「ついてこい」と「出撃」の間をトグルする。乗り物でのコマンドは「乗る」または「降りる」である。乗り物を標的にすれば歩兵トルーパーはそれをコマンドで止めることができる。コマンドの種類は限定され、コマンドの出す方法は複雑になったが、この新しい機能はユーザーにトルーパーの特定のクラスを選択させることができ、さらに遠くにいる乗り物でもコマンドで止めることができるようになっている。プレイヤーがコマンドを送れるトルーパーの数はプレイヤーのランクに基づいている(以下の分隊長ランクを参照)。
バトルフロントIIにはポイントシステムと呼ばれる新しい機能がある。アドバンスユニットクラス、ヒーローや悪党などの特別なユニットタイプをプレイするにはポイントシステムが重要である。ポイントは敵を殺したり、司令ポストを占拠したり、乗り物を破壊することで取得できる。また、チームメイトを傷つけたりマイナスな行動をとったりするとポイントが減点される場合もある。アンロックされる前のアドバンスユニットはシルエットで表示される。プレイヤーがヒーローまたは悪党になるかどうか決定しなかった場合、ヒーローと悪党はユニット選択に表示されない。
特定の目的を達成することでプレイヤーはゲームプレイ中にメダルを獲得することができる。これらのメダルによってアップグレードされた武器を入手したり、新しいゲームプレイ機能を得ることができる。プレイヤーのメダルが評価されるレベルは新米、エリート、ベテランと英雄の4段階である。プレイヤーが特定のメダルや英雄ステータスを獲得すると、その効果が消えることはない。
第三ファクション[]
一定のレベルでは、二つの通常ファクションと第三の中立グループのスリーウェイバトルが繰り広げられる。中立サイドはハントモード以外のプレイヤーに操作されないが、軍勢の中には一定のゲームモードで中立性が変化してしまう場合もある。
ゲームモード[]
プレイヤーがオフラインとオンラインで遊べるモードが盛りだくさん。
コンクエストモード[]
もっとも基本的なゲームモード。すべての司令ポストを占拠するかまたはすべての敵兵が死ぬまで戦い続ける。どちらか最初にこれを達成した側の勝ち。これはゲームプレイのメインモードであり、キャンペーンやCTFなどよりもプレイされた回数が多い。
1 フラグCTFモード[]
キャプチャーザフラッグは二つのチームが1枚の旗を奪い合うゲームである。旗を奪って司令ポストまで指定された回数分だけ届けたチームの勝ちである。
2 フラグCTFモード[]
キャプチャーザフラッグだが、各基地には旗が2枚ある。敵の旗を奪って自分たちの基地まで指定された回数分だけ届けたチームの勝ちである。
アサルトモード[]
これは基本的にコンクエストモードと似ているが、主な焦点はポイントにある。最初に獲得できるポイントをすべて獲得した者の勝ちである。コンクエストモードは通常地上バトルであるため、このゲームタイプはスペースバトルにみられることが多い。
プレイヤーがヒーロー対悪党でバトルを繰り広げることが出来る特別なアサルトモードがモス・アイズリーにある。キルカウントはすべてチームのポイントとして加算される。
ハントモード[]
ハントモードは、スター・ウォーズ映画で重要な役割を持っているのにも関わらず、プレイヤーが通常のゲームプレイで対戦できないファクションと戦えるゲームモードである。通常のゲームモードでプレイできるファクションの中にはハントモードでプレイできるものもあるが、使用できるユニットは特定のものに制限される。
XLモード[]
XLモードはアサルトモードと似ているが、勝利するためにはユニットがマップに散らばった状態で350ユニットの敵を殺す必要がある。XLは(サイズが限られているため)ジオノーシス、ホスとキャッシークのみでプレイ可能である。XLはモッダーなどによって作られたカスタムマップであることが多く、通常のバトルフロントIIのPCマップは3つしか存在しない。